フィンランドのアフタリ動物園で2018年2月17日、遊ぶ2頭のパンダ。フィンランドの写真配信会社レティクバ提供=ロイター

 フィンランド中部のアフタリ動物園は23日、中国政府から貸し出されたジャイアントパンダ2頭を年内に中国に返還すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大やロシアのウクライナ侵攻を背景にした経営難で、期限よりも8年以上早い返還を決めたという。

 動物園の発表などによると、2頭のパンダは2018年に15年間の期限で中国政府からフィンランドに貸し出された。しかし、コロナ禍での来園者の減少とロシアのウクライナ侵攻で起きた物価高による運営費の増加が重なり、経営難に陥った。そのため、動物園は中国の関係先と協議し、「最善の解決策はパンダを中国に返すことだ」と決めた。

 フィンランドの公共放送YL…

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