第106回全国高校野球選手権三重大会が5日に開会する。62校の60チームが参加。A~Dゾーンの見どころを、各チームが提出した出場選手一覧(選手資格証明書)を基に県高校野球連盟の役員に語ってもらった。(選手名は敬称略)

三重大会 組み合わせ

Aゾーンは津田学園が軸

 役員A 第1シードの津田学園が軸になる。投手は右の中村、笹原、水成に左の桑山とそろっている。打線は破壊力には欠けるが、勝負強さがあり、春の県大会では菰野に逆転勝ちして優勝した。暁は初戦に勝てば上に行ける位置にいる。桑名北の鈴田は完投能力がある。

 役員B 神村学園伊賀の寺井は、プロのスカウトが見に来る好打者だ。

 役員C 神村学園伊賀は打力に秀でている。寺井が2番に入ることもあり、打順の組み方も楽しみだ。

 役員D 皇学館は継投と強力打線のチーム。奥田の長打力に注目したい。

 役員E 松阪商は八木と米満という左右の好投手がおり、2回戦で当たれば津田学園といい試合ができるだろう。

 役員F 順当なら津田学園と皇学館の対決になりそうだ。

 役員G 神村学園伊賀は、寺井だけでなく投手層も厚い。投手力と守備力が安定している津田学園を倒せるチームがあるかが見どころになる。

Bゾーンは実力均衡

 役員A 実力が均衡している…

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