テニスの4大大会初戦・全豪オープンは12日、メルボルンで開幕し、男女シングルス1回戦が行われた。4年ぶりに出場した世界ランキング74位の錦織圭(ユニクロ)は同106位のチアゴ・モンテイロ(ブラジル)を4―6、6―7、7―5、6―2、6―3のフルセットで破り、準々決勝に進んだ2019年大会以来の白星をあげた。女子では3連覇を目指すベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカが、17年全米オープン優勝のスローン・スティーブンス(米国)に快勝した。

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錦織「完全に負けだなと思ってた」

 高々とラケットを頭上に投げ、舞わせた。錦織の顔には達成感があふれていた。

 マッチポイントでもなければ、セットポイントでもない。今大会初戦の開始から2時間36分。第3セットの第11ゲームで、難攻不落だったモンテイロのサービスゲームをようやく破った瞬間だった。

 相手は錦織の戦前の予想の上…

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