4月に開校する中高一貫校の福島県立安積中の入学試験が11日、郡山市の県立安積高校であった。倍率5・12倍の狭き門に、この日のため勉強に精進してきた307人の小学生が挑んだ。
午前中にあった筆記試験では「外国語を含む言語に関する内容」「数量や図形に関する内容」「自然や社会に関する内容」の3科目(計300点満点)が出題された。午後からは面接試験があった。
同中は、県内有数の進学高校に設置され、生徒は6年間で発信力・表現力を育む語学の授業や医学の基礎を学ぶ入門講座など多様な学びを受けられるとしている。定員60人で、志願倍率は県立中として過去最高だった。
この日は会津学鳳中(受験者145人)、ふたば未来学園中(同78人)でも入試があった。合格発表は今月21日にある。