茨城県議会の第4回定例会が29日に開会し、県立国民宿舎「鵜(う)の岬」(日立市)の宿泊料金の上限を引き上げる条例改正案など27議案が提出された。12月4~6日に一般質問が行われ、16日に閉会する予定。
改正案では、宿泊料金(1室1人利用の場合)の上限を一般室で6620円、特別室で8850円引き上げる。可決されれば、一般室で1万8500円、特別室で2万7000円が上限となる。
宿泊客が集中する時期など、状況に応じて指定管理者が上限の範囲内で宿泊料金を柔軟に設定できるようにする。施設の大規模修繕やサービス向上に向けた資金確保が狙いという。
鵜の岬は国民宿舎の「宿泊利用率」で35年間、日本一を続けている。