写真・図版
地面に落ちていたドングリ(お味噌さんの長男が拾ったドングリではありません)

 関西在住の「お味噌(みそ)」さんは、2児の母だ。

 保育園に通う3歳の長男は、元気いっぱいでおしゃべり好き。

 家にたくさんいるぬいぐるみのお友だちと毎日お話ししたり、一緒に寝たりしている。

 「メーメー(ヤギ)さんがトイレットペーパー食べに来ちゃうよ」

 誰かがトイレの電気をつけっぱなしにしていると、そう注意してくるところも可愛い。

 そんな長男が10月下旬、ドングリを袋いっぱいに入れて持ち帰った。

 保育園でお散歩に行った際に、拾ってきたのだ。

 これまでも、遠足の時などにドングリを持ち帰ってきたことがある。

 拾ったり集めたりする楽しさはわかるが、親としては「虫」が心配だ。

 持ち帰ったドングリを室内に置いていたら虫が出てきた、という話をよく聞く。

 煮沸したり冷凍したりするといいらしいが、ちょっと面倒くさい。

 そこでいつも、長男に気づかれないようにこっそり捨てていた。

 今回は拾いに行く日の朝、長男からこう尋ねられた。

 「ドングリって誰が食べるの?」

 その質問を聞いた瞬間、ある…

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