会談に臨む自民党の浜田靖一(左)、立憲民主党の安住淳(右)両国対委員長=2024年6月12日午前9時57分、国会内、岩下毅撮影

 自民党の浜田靖一国会対策委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長は12日午前、国会内で会談し、3年ぶりとなる党首討論を19日に開くことで合意した。岸田文雄政権下で初めての党首討論となる。自民派閥の裏金事件をめぐる政権の対応や首相の政治姿勢を軸に、論戦がかわされる見通し。

 立憲の安住氏は会談で、原則45分間とする党首討論の討議時間を、1時間程度に延ばすように求めた。安住氏によると、自民は首相が12日から外遊に行くことを理由に、回答を保留したという。討議時間などは与野党が引き続き協議する。

 立憲は今国会で、岸田政権に対する内閣不信任案の提出を調整している。会談後、安住氏は記者団に「内閣不信任案をどのような形で提出するかは、党首討論を見極めて判断したい」と述べた。

 党首討論の開催は、菅義偉政…

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