3人制バスケットボールのプロチーム「esDGz OTAKI.EXE(エスディージーズ・オオタキ・エグゼ)」は、千葉県大多喜町を拠点に活動している。2021年に設立され、一部選手は農業に携わりながらプレーする「二足のわらじ」に取り組む。いいプレーをすることはもちろん、過疎地域に指定され人口減に悩む町の活性化につなげたいと意気込む。
「今年のコメは8月の台風のせいで収穫量は予定より少ない38トン。質にも影響した」。チームの一員である遠藤勇一さん(25)は悔しがる。
本格的にコメ生産を始めて2年目で、東京ドーム2個分の広さの水田を耕している。所属選手約10人のうち、町に移住して農業に携わるのは、遠藤さんを含め3人。田植えから収穫、在庫管理、出荷まで手掛けている。生産するコシヒカリは、バスケゴールにちなんで「籠米(かごめ)」と名付けた。
放置竹林の整備も
チームの事務所は、廃校にな…