規制線で囲まれた遺体遺棄現場=2024年12月21日午前9時37分、新潟県聖籠町次第浜、山崎靖撮影

 新潟県聖籠町次第浜の空き家の敷地内で男性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、県内に住むリフォーム業の30代の男を、男性の銀行口座から計280万円の現金を不正に引き出したとして新潟地検が詐欺罪で起訴したことが、捜査関係者などへの取材で分かった。県警捜査本部はこの男が事件に関与している可能性があるとみて、慎重に捜査を進めている。

 起訴状などによると、男は昨年10月、新潟市中央区上所1丁目の無職、小杉英雄さん(行方不明届の受理時78)名義の銀行口座から現金約280万円を不正に引き出し、銀行員に他人名義の銀行口座に振り込ませたとされる。不正な引き出しは同じ日に約180万円と約90万円に分けて実施され、それぞれ別の人物の口座に入金させていた。起訴は15日付。

 遺体は先月16日午後4時半…

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