出入国在留管理庁は24日、2024年に日本に入国した外国人が約3678万人(速報値)だったと発表した。前年比で約1095万人(42・4%)増え、19年の約3119万人を上回り過去最多を記録した。
再入国者を除く新規入国者のうち98・1%にあたる約3336万人は「短期滞在」の在留資格で、前年から44・2%増えた。大半が観光目的とみられ、入管庁は円安などを背景とした訪日客の増加が全体を押し上げたとみる。
国籍・地域別の新規入国者は、最多が韓国の約863万人(前年比26・7%増)で、台湾約569万人(同39・8%増)、中国約549万人(同174・6%増)と続いた。
在留資格別では、短期滞在に次いで「留学」が約17万人(前年比19・7%増)、「技能実習」が約15万人(同19・2%減)だった。