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23日のドイツ総選挙まで2週間に迫った。世論調査の政党支持率ではメルケル前首相が所属した最大野党会派の中道右派「キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)」が首位を維持し、政権復帰の可能性が高まっている。ただ、排外主義的な主張を訴える右翼政党が勢いを増す中、移民規制の厳格化などを訴えて「メルケル時代」からの方針転換が鮮明だ。
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「人々が再び安全を感じられるようにしたいなら、今こそ問題を解決しなければならない」。メルツCDU党首は6日、南西部マンハイムでの集会で、国内で外国出身者が起こした事件を挙げ、不法移民や難民の流入を抑える必要性を訴えた。
マンハイムでも昨年、アフガニスタン出身の男が警察官ら数人を刃物で死傷させる事件が起きており、参加した市民から「ドイツは移民に寛大すぎた。規制強化は必要」と支持の声が相次いだ。
CDU・CSUは、国境管理…