世界で愛されるカシオ計算機の腕時計「G-SHOCK(Gショック)」を開発した伊部菊雄さんは、これまで30カ国以上、約20言語で開発秘話を語ってきました。「語学センスがない」と自覚する伊部さんが、ファンを楽しませるために取り組む4カ月の勉強法と、こだわりを聞きました。

 ――なぜ、外国語でスピーチをするようになったのでしょうか。

 2008年に、Gショック発売25周年を記念したニューヨークのイベントで、開発の経緯を話すことになったのがきっかけです。当時、米国の駐在員から、英語で話すのは当然で、ユーモアが必要不可欠だと言われたのです。

 語学自体には、すごく苦手意…

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