韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が19日、内乱などの容疑で逮捕されました。逮捕に反発した支持者らが逮捕状を発付したソウル西部地裁の敷地内に乱入し、ガラスを割るなどの暴動も起きました。2001年に保守政党の職員になり、24年総選挙で当選した保守系与党・国民の力の徐知英(ソジヨン)院内報道官は、対立が激化する韓国政治に翻弄(ほんろう)される毎日だと語ります。
――昨年12月3日、尹大統領が「非常戒厳」を出したことを、どう知ったのですか。
自宅近くのジムで運動していました。党からの連絡で慌てて国会議事堂に向かいましたが、あちこち封鎖されていて、仕方なく党本部に入りました。同じように右往左往した議員がたくさんいました。
「尹大統領が、(非常戒厳の)解除要求決議に賛成しないよう、議員を本会議場に向かわせなかった」という報道は事実ではありません。そうであれば、議事堂に向かったりしません。
――国民の力には世論の非難が集中しました。
労組団体がホームページで党…