写真・図版
勝田州彦容疑者からフリーライターの高橋ユキさんに届いた手紙。消印は9月12日だった=高橋さん提供
  • 写真・図版

 兵庫県たつの市で2006年に当時小学4年の女児を刺したとして、殺人未遂容疑で今月7日に逮捕された勝田州彦(くにひこ)容疑者(45)が、別の事件で服役中だった8~9月、「自分でした事」などと事件への関与を認める内容の手紙2通をフリーライターの女性に送っていたことがわかった。

 受け取った高橋ユキさん(50)が、朝日新聞の取材に答えた。勝田容疑者からは手紙の公表について、了承を得ているという。「彼の手紙には公共性があるのではないかと思った」と話す。

 手紙のやりとりは21年11月から。勝田容疑者は当時、岡山県津山市で04年に起きた女児殺害事件で逮捕・起訴され、岡山地裁で公判中だった。昨年9月に最高裁で無期懲役の判決は確定したが、やりとりは続いていた。

突然「取り調べを受けている」

 高橋さんによると、今年8月22日付の消印で、「また逮捕されそうですっ」とする手紙が届いた。服役先の徳島刑務所から。B5サイズの便箋(びんせん)に、丸みのある特徴的な形をした手書きのペン字だった。

記事の後半で、手紙の内容を詳述しています。

 兵庫県警が5月下旬に来たと…

共有