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6日の米ニューヨーク外国為替市場で円相場が一時、1ドル=151円台前半と約2カ月ぶりの円高水準をつけた。日本銀行の追加利上げ時期が早まるとの見方から、円を買う動きが広がった。
米東部時間6日午後2時(日本時間7日午前4時)時点では、前日の同時刻と比べて1円00銭円高ドル安の1ドル=151円30~40銭で取引された。
6日に日銀の田村直樹審議委員が講演で、「2025年度後半には、少なくとも1%程度までの引き上げが必要」と述べた。追加利上げに前向きな発言と捉えられ、6日の東京市場で円を買い、ドルを売る動きが広がった。
その後のニューヨーク市場もこの流れを引き継ぎ、円高傾向が続いた。今後の為替市場の動向を見極めようと、市場は日本時間7日夜に発表される米国の1月の雇用統計の結果に注目している。