写真・図版
町内で一つしかない奈義小学校と同中学校で教える9人のALTたち。こども園にもあと3人のALTがおり、いずれも20~30代の女性=2024年11月8日午後4時46分、奈義中学校、森下香枝撮影

 岡山県北部に位置し、鳥取県と県境を接する人口約5500人の奈義(なぎ)町――。

 子育て支援に力を入れ、2019年の合計特殊出生率が2.95となり、昨年は岸田文雄元首相も視察するなど「奇跡のまち」と全国で注目を集めた。

 その奈義町がいま、力を入れているのが、英語教育だ。

 11月9日午後、奈義小学校の3年2組の英語授業を見学し、驚いた。

  • 「奇跡の英語のまち」つくった66歳教育長の動機はコンプレックス

 児童19人のクラスで、女性の担任のほか、外国人のALT(外国語指導助手)6人が一緒に授業をしていたからだ。

「奇跡の英語のまち」へ

人口5500人の小規模な自治体ならではの戦略で「奇跡のまち」と呼ばれる岡山県奈義町を訪ねると、元気いっぱいに英語を話す子どもたちの姿が……。専門家と深掘りしました。

 ALTが「How are …

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