カール・アンドレ「ピュラモスとティスベ」(1990年)の展示 米国の「ミニマル・アート」にフランスの「シュポール/シュルファス」、イタリアの「アルテ・ポーベラ」、そして日本の「もの派」。1960~70年代、それまでの過剰な前衛表現に対し、素材にほぼ手を加えない禁欲的な表現が同時多発的に登場した。 このうちミニマル・アートは、象徴的存在のドナルド・ジャッドの…