内部文書を第三者に漏らしたとして、国家公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで鹿児島県警の前生活安全部長が逮捕された事件をめぐり、県議会総務警察委員会(定数10人、西村協委員長)は11日、集中審議を行った。前生安部長から「県警職員の犯罪行為を隠蔽(いんぺい)しようとした」と名指しされた野川明輝本部長が出席し、「必要な対応をとっており、隠蔽の指示を行ったことは一切ございません」と述べ、改めて関与を否定した。
隠蔽疑惑をめぐって県警トップである野川本部長の説明責任が問われる中、この日は集中審議のため日程を新たに調整する異例の対応となった。
前生安部長の本田尚志容疑者…