【動画】4日午後、新宿など東京都心でも雪が降った=西山公隆、小林裕幸、植松光希撮影

雪が降る中、傘をさして歩く人=2025年3月4日午後6時38分、東京都世田谷区、関田航撮影

 上空の寒気と本州南岸を通過する低気圧の影響で、5日朝にかけて関東甲信と静岡県で大雪となり、東京23区でも積雪となりそうだ。4日午後3時半からは東名や首都高など28の高速道路と11の国道で順番に雪による立ち往生を防ぐ予防的通行止めが始まった。昨年2月に首都圏を襲った大雪以来の対応で、鉄道も含め交通機関に大きな影響が出ている。

  • 関東甲信と静岡で大雪の恐れ 東京23区で積雪か 交通機関に影響も
  • 雪道を歩くときの注意点 靴は? 滑りやすい場所は?

 国土交通省関東地方整備局によると、予防的通行止めは、4日午後3時半から中央環状線(大井JCT~熊野町JCT)などで始まり、東名(東京IC~清水IC)、新東名(海老名南JCT~新秦野IC)、国道246号(神奈川地区)など東京や神奈川、山梨、静岡など1都7県を走る高速道路、国道で実施を予定する。最新の情報は同局のHP(https://www.ktr.mlit.go.jp)で確認できる。

 気象庁によると、九州付近の低気圧が4日夜に四国沖を進み、5日にかけて本州南岸を東北東へ進む。関東甲信では5日昼前にかけ、雨や雪となり、山沿いや山地を中心に、関東南部の平地でも大雪となるおそれがある。

 5日午後6時までの24時間降雪量は多いところで、関東北部の山地30センチ▽甲信で25センチ▽関東北部の平地と箱根から多摩、秩父で15センチ▽東京23区で3センチなどと予想される。

 JR東日本は3日、東京・新宿と長野・松本を結ぶ特急あずさについて、4日午後から運転を取りやめると発表した。対象となるのは、上りは4日午後2時50分発のあずさ38号以降、下りは同午後3時発のあずさ33号以降のすべての運行。このほか特急富士回遊や特急かいじも一部運休する。

 また青梅線の青梅―奥多摩駅間の上下線については、4日午後4時ごろから終電まで、5日の始発から昼ごろまで運転を取りやめる予定という。

 最新の運行状況は、JR東日本のHP(https://www.jreast.co.jp/)まで。

共有
Exit mobile version