東京消防庁のホームページでは、餅による事故を防ぐポイントなどを紹介している

 東京消防庁は4日、東京都内(稲城市と島嶼(とうしょ)部を除く)で1~3日に70~80代の男女9人が餅をのどに詰まらせて救急搬送され、そのうち男性2人が死亡したと発表した。男女3人も心肺停止などの重篤な症状になったという。

 同庁によると、いずれも速報値で、搬送されたのは、70代が4人、80代が5人。日にち別では、1日に最多の4人が搬送され、2日は2人、3日は3人だった。

 亡くなったのは、板橋区の70代男性と練馬区の80代男性。2人とも自宅で餅をのどに詰まらせ、家族が119番通報したという。

 同庁によると、餅による窒息事故は毎年1月に集中し、一昨年までの過去5年間では、65歳以上が救急搬送者の約9割を占めたという。

 同庁は餅を食べるときは、食べやすい大きさまで小さく切る▽ゆっくりかんでのみ込む▽お茶などでのどを潤してから食べる――などと注意を呼びかけている。

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