福岡県水巻町で昨年6月、パート辻つぐみさん(当時52)を死なせ通帳などを奪ったとして強盗致死罪などに問われた岡村恵美被告(48)の判決が12日、福岡地裁小倉支部で言い渡される。岡村被告は、つぐみさんの妹で実行役とされる辻和美被告(52)=一審で無期懲役、控訴中=に支配される立場だったとして無罪を主張しており、共謀が成立するかが争点だ。
起訴状などによると、2人は金品を奪おうと計画し、昨年6月2日昼過ぎ、つぐみさんの首を圧迫して死亡させ、奪った通帳から約103万円を引き出したとされる。現場への送迎を担った岡村被告は殺意までは認められないとして、強盗殺人ではなく強盗致死の罪に問われている。
検察側は、奪った現金の大半…