写真・図版
イスラエル警察に捜索を受け、店主が逮捕された東エルサレムの書店「エデュケーショナル・ブックショップ」。この日も、書店を支えたいというパレスチナ人が買い物に訪れていた=2025年2月18日、遠藤雄司撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 パレスチナ自治区ガザをめぐるイスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦が19日で1カ月を迎えた一方、占領地の東エルサレムでイスラエル当局の締め付けが厳しさを増している。9日にパレスチナ人経営の書店が「扇動的」な本の販売容疑で捜索され、店主が逮捕されたほか、18日には国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校が強制的に閉鎖を命じられた。

  • UNRWA活動禁止法が施行、現場の医療施設は今 難民から不安の声

 警察官6人が突如として東エルサレムの書店「エデュケーショナル・ブックショップ」に入ってきたのは9日午後2時半ごろのことだった。

 店主のマフムード・ムナさん(42)は「約40年続いている店だが、こんなことは初めてだ」と驚いた。車道を挟んで向かい合う2店舗で扱うのは主に英語やアラビア語で書かれた本。警察官はスマートフォンで翻訳しながらタイトルを調べ始めたという。

■押収物にはバンクシーの画集…

共有