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東洋大牛久―つくば秀英 五回表、東洋大牛久1死満塁、右飛の間に三塁走者・小用が本塁を狙ったがタッチアウト=2024年9月30日午後2時15分、ひたちなか市民、古庄暢撮影
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 第77回秋季関東地区高校野球茨城県大会(県高校野球連盟主催)は30日、準決勝2試合がひたちなか市民球場であり、霞ケ浦とつくば秀英が決勝に駒を進めた。決勝は夏の茨城大会決勝と同カードとなる。両校は10月26日から神奈川県で開かれる秋季関東大会に出場する。霞ケ浦の出場は5年ぶり、つくば秀英は初。

 八回裏、敵失と3連続四球などで1点差まで詰め寄った霞ケ浦。なお1死満塁の好機に、代打で打席に立ったのは背番号9の羽賀龍生(2年)。5球目の内角直球を振り抜き、打球は三遊間を抜け、チームに流れを呼び込む同点の適時打になった。

 今夏、5年ぶりに出場した夏の甲子園では背番号19でベンチ入り。初戦の智弁和歌山戦に途中出場し、左翼に安打を放った。「強豪が相手でも気後れしない、強い自信を得られた」と話す。

 今月下旬には秋の関東大会が待っている。「勝ち上がって来春の選抜大会に出場したい。あの舞台でしか味わえない経験を、また積みたい」。目指す目標は高い。(古庄暢)

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 つくば秀英の松崎勇吾(2年)は七回裏、1死二塁から右翼へ適時三塁打を放った。この6点目が決勝点。チームを初の秋季関東大会へ導き、試合後、「最高です」と笑みを浮かべた。

 今夏の茨城大会は、腰のケガでベンチ外からの応援だった。チームは準優勝。「自分が試合に出られず、負けるのは悔しかった」

 新チームになり、投手から野手に転向。「打撃に集中できるようになった」と話す。決勝の相手は、今夏敗れた霞ケ浦。「チームに貢献して、今度は勝ちたい」。闘志をみなぎらせていた。(古庄暢)

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