右から介助犬ジュリエット、中村薫医師、ファシリティドッグ候補犬ティンカ、日本補助犬協会の訓練士の松永玲奈さん=2024年7月31日、大阪府泉佐野市、田中章博撮影

 大阪府泉佐野市の佐野記念病院。整形外科医の中村薫さん(68)が診察する部屋に、犬が寝そべっている。

病気の子どもたちのために働く犬の育成費用募る 日本補助犬協会

 日本補助犬協会は関西の子どもが入院する病院に訓練した犬を派遣する費用を集めようとクラウドファンディング(CF)で寄付を募っています。8月31日までで、CFのサイトへは上記リンクから。

 ラブラドルレトリバーの「ジュリエット」。メスの5歳。

 部屋のドアには、「ほじょ犬」と記したステッカーが貼ってあった。

 ジュリエットは、介助犬だ。中村さんは難病を患い、歩行などが難しい。このため、盲導犬・介助犬・聴導犬を育成している「日本補助犬協会」(横浜市)からやってきて、2023年3月から一緒に過ごしている。

 ジュリエットは、中村さんが電動車いすに乗って移動する横を歩き、診察している最中はそばで付き添う。

 家でも一緒に過ごす。ドアを開け閉めし、冷蔵庫から飲み物が入ったペットボトルを取ってくる。

 後半はもう1頭の見習い犬の活動を紹介します。犬たちの活動中の動画もあります。

 中村さんは、犬のおかげで前…

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