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2代目「5001形」車両=阪神電鉄提供
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 車両の上部がクリーム色、下部が青色で、ファンの間で「青胴(あおどう)車」の愛称で長年親しまれてきた阪神電鉄の「5001形」が来年2月に引退する。同社が11月27日に発表した。引退までの間、貸し切り利用などのイベントが企画されている。

 1958年に初代5001形を開発。当時は加速と減速の性能の高さから「ジェット・カー」とも呼ばれた。その後製造した量産車は青胴車と呼ばれ、赤とクリーム色の急行用車両「赤胴(あかどう)車」(2020年に引退)とともに親しまれた。

 現在の5001形は2代目で、1977年に冷房装置付きとして開発。32両が導入されていた。老朽化で2021年から新型車両への置き換えが始まり、現在は1編成4両だけが走っていた。

 阪神電鉄は5001形を使い…

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