奈良県立大学付属高校の校歌にこめた思いを語り合った岡村成志朗さん(中央)と宮下俊也・奈良教育大学学長=4月5日、奈良市高畑町の同大学
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 開校3年目を迎えた奈良県立大付属高校(奈良市)に校歌ができた。作詞を担当したのは1期生で、現在3年生の岡村成志朗さん(17)だ。

 同校は、西の京高校(閉校)の校舎を使い、2022年に開校。校歌は初代校長が作詞をするのが一般的というが、石井宏典校長にその考えはなく、「生徒の創造性を最大限に尊重したかった」という。一般公募も含めた22作品から岡村さんの作品が選ばれた。

 同校は全国でも珍しい「探究科」の単科高校で、綱領に「自立・貢献・挑戦」を掲げる。岡村さんは、対話や意見交換を重んじる授業の方式に魅力を感じて同校を選んだ。

 作詞に挑んだのは昨夏のこと…

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