長野県警長野中央署に入る容疑者=2025年1月26日午前7時半ごろ、長野市、長野朝日放送提供

 JR長野駅前で22日夜に男女3人が襲われ死傷した事件で、軽傷だった女性(46)への殺人未遂容疑で26日に逮捕された長野市内に住む無職の矢口雄資(ゆうすけ)容疑者(46)。どのような人物なのか。

 逮捕された26日朝、矢口容疑者宅周辺には多数の警察官が配置され、立ち入りを規制していた。近くの男性(86)は「近くに容疑者が住んでいたなんて本当にびっくりした」。別の40代男性は「買い物に行く時も周りに気を配っていたので、(容疑者が逮捕されたと聞いて)ホッとしました」と話した。

 中学時代の同級生という男性(46)によると、矢口容疑者はバスケットボール部に所属し、明るい性格で「勉強も上の方にいた印象」。20年ほど前に他の同級生も含めて一緒に飲み会をした際には、関東地方で働き、趣味はサーフィンだと話していたという。男性は「事件を起こすような人ではないと思う。今でも信じられない」。

 娘が矢口容疑者と同じ小学校に通っていたという女性(76)によると、矢口容疑者は3人きょうだいで、「小学校のころは良い子だった」。逮捕されたことについては「信じられない思いだ」と語った。

 別の60代女性は、娘が中高時代の同級生。自身も矢口容疑者が中学生のころに会ったことがあるといい、「おとなしい、控えめな子どもの印象」と振り返った。「何があったのか。ショックで悲しい」と語った。

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