第100回記念の切手を手に、「長商デパート大売出し」へ来場を呼びかける生徒たち=2024年10月8日午後、長野県庁、高木文子撮影

 長野県立長野商業高校(長野市妻科)で18~20日、「長商デパート大売出し」がある。生徒が企画から仕入れ、販売まで担う恒例行事で、今年で100回目。食品や雑貨のほか、100回記念のオリジナルフレーム切手やクオカードも売り出す。

 1916(大正5)年に全国名産品の実習販売をしたのが起源で、51(昭和26)年に「模擬株式会社長商デパート」が設立されて現在の名前になった。「生きた経営実践」が狙いで、生徒全員が社員兼株主になる。

 切手は、1シート1100円。110円切手5枚入りで、歴代のポスターの絵柄などをあしらった。900シート限定で、18日から同校と長野、中野、須坂各市などの107の郵便局で販売する。

 学校を舞台にした「大売出し」には18の売り場を設け、シャインマスカットや七味、駅弁、菓子などの目玉商品がある。営業課長の池田詩音さん(商業科3年)は「第100回を記念して、お客さまに今までの感謝を伝える売り場をつくる」と話す。営業は各日午前10時~午後4時。インターネット上の仮想空間「メタバース」にも交流の場を設ける。(高木文子)

共有
Exit mobile version