いよいよ師走。長い残暑の後にやっと訪れた、つかの間の秋が終わった。気温の上下に敏感に反応するのが衣類の買い物だが、「短い秋」の影響で、売り方も変化している。
アパレル大手の三陽商会は今春から季節による販売スケジュールを「四季」から「五季」に転換した。従来、4月半ばから3カ月間だった「夏」を「初夏・盛夏」(4月半ば~7月半ば)と「猛暑」(7月半ば~9月半ば)に分割。計5カ月間、夏物を売ることにした。背景には、長い残暑が続いた昨秋の教訓があった。
- 今年の秋、観測史上最も暑く 平年比プラス1.97度 今後は大雪も
業界では季節を先取りするの…