東武日光駅に到着した「スペーシア X」=2023年7月15日、栃木県日光市、石原剛文撮影
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 鉄道愛好家らでつくる「鉄道友の会」が優秀な鉄道車両に贈る賞を、栃木県ゆかりの2台が受賞した。2024年の最優秀賞「ブルーリボン賞」に都内と日光・鬼怒川エリアを結ぶ東武鉄道の新型特急「N100系スペーシア X」が、優秀賞「ローレル賞」に宇都宮市と同県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の「宇都宮ライトレールHU300形(愛称・ライトライン)」が選ばれた。

 昨年7月から運行を始めた「スペーシア X」は、浅草と東武日光や鬼怒川温泉を2時間ほどで結ぶ人気列車。座席は定員7人の個室を含め6種類あり、車内のカフェカウンターでは、クラフトビールやコーヒーを注文できる。

 存在感あふれる外観フォルムや、機能美に優れた客室設備、最新および実績のある機器類をバランスよく配して安定した走行・運用を実現していることなどが選定理由となった。

 昨年8月から運行しているラ…

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