会談に臨む自民党の坂本哲志(中央左)、立憲民主党の笠浩史(同右)両国対委員長ら=2025年1月16日午後3時58分、国会内、岩下毅撮影

 立憲民主党の笠浩史国会対策委員長は16日、自民党の坂本哲志国対委員長と会談し、新年度当初予算案の審議入りの「前提」として、自民党派閥の裏金問題をめぐる安倍派会計責任者(当時)の衆院予算委員会への参考人招致の議決を要求した。

 坂本氏は議決に反対の意向を示したが、同委員会では野党が多数を握っており、招致が決まる公算が出てきた。ただ、参考人は出席を拒むことができ、招致に応じるかは不透明だ。笠氏は会談後、記者団に「まずは議決をする。本人がどう判断するかは次のステップだ」と述べた。

 会談に先立ち、野党8党派の国対委員長らは、参考人招致の議決を求める方針で一致。野党の「総意」としての要求に、坂本氏は「物理的な抵抗はしない」と述べ、安住淳予算委員長(立憲)が議決の実施を判断した場合には応じる考えを示した。

 また笠氏は会談で、予算委で…

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