【連載】高校思い出クリック~青春群像記~
高校をシリーズで紹介する企画。今回は東京都立第一商業高校の最終回です。
100年以上の歴史をもつ東京都立第一商業高校(渋谷区)の平野篤士校長に、「一商」ならではの学びについて聞きました。
――「天下の一商」と呼ばれる伝統校です
1918年に東京府立商業学校として創立して以来、都内の商業高校を牽引(けんいん)する役割を担ってきました。
「商業科」から「ビジネス科」へ
創立100周年を機に、商業科の名称をビジネス科に変え、「ビジネスハイスクール」に生まれ変わりました。
商業科は簿記や会計など専門分野を学び、様々な資格取得を目指します。資格取得のための専門科目は現在も充実していますが、ビジネス科は企業と連携するなどして、ビジネスをより実践的に学びます。そして、その知識や技能をいかし、地域に貢献することをミッションとしています。
このミッションに基づき、3年間を通して地元の渋谷を題材にした地域探究学習をする「渋谷学」に取り組んでいます。
――「渋谷学」とは
もともとは、同じ渋谷区にあ…