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 過重労働や仕事のストレスを原因とした労災認定の件数が、2023年度は前年度より193件多い1097件で、過去最多となった。心を病む精神障害が173件増えており、パワハラやセクハラなどが深刻な実態が改めて明らかになった。

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 厚生労働省が28日、23年度分の「過労死等の労災補償状況」として発表した。「脳・心臓疾患」と「精神障害」に分類され、労災請求の件数も全体で過去最多の4598件(前年度比1112件増)だった。

 特にほぼ右肩上がりで増加しているのが精神障害だ。23年度は、労災請求が3575件、認定が883件(うち自殺・自殺未遂が79件)で、いずれも過去最多だった。

新分類のカスハラも

 労災認定を年齢別にみると…

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