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国立がん研究センターは、がんと診断された患者の5年生存率について、診断後10年間のデータを初めて集計し、13日付で公表した。ステージ3や4といった、よりがんが進行した段階で見つかった患者では、胃や大腸など多くのがん種で、生存した期間が長くなるほど、その後の5年生存率が上がっていた。
2012年に全国のがん診療連携拠点病院など361施設でがんと診断された約39万人分の「院内がん登録」のデータを対象に、19種のがんについて、進行度を示す4段階のステージ別に集計した。
それによると、胃がんは、早期のステージ1の場合、診断から5年後までの生存率と、診断5年後~10年後の生存率はほぼ変わらなかった。一方、より進行したステージ3の場合、診断から5年後までの生存率は36.5%だが、1年生存するごとにその後の5年生存率は上昇。診断5年後~10年後は69.1%となり、長く生存するほど、次の5年間の生存率が上がっていた。ステージ4の患者も同じ傾向だった。
大腸がんもステージ3では…