園児らが置き去りになる事故を防ぐため、国は2023年4月から、送迎バスに安全装置の設置を義務づけたほか、安全計画や安全マニュアルを作成した。どう実効性を高めるかが課題だ。
安全装置は、エンジンが止まると警告ブザーが鳴り、車内に園児が残っていないかを確認した後に手動で解除するタイプや、取り残された園児の動きをセンサーで検知するタイプなどがある。
こども家庭庁によると、全国の送迎バスへの設置率は、昨年12月時点で72.5%。今年3月までに設置予定としたバスを含めると99.9%に上った。
ただ、同庁の担当者は「安全…