路上強盗があった現場付近=2024年11月18日午前7時4分、横浜市西区、稲葉有紗撮影

 18日未明から早朝にかけ、横浜市と東京都町田市の路上で、オートバイに分乗した4人組の男らに殴られ財布などを奪われる強盗事件が4件相次ぎ、2人がけがをした。いずれもオートバイの4人組で、半径約7キロの範囲内で起きており、警察は逃げている男らの行方を追うとともに、事件の関連を調べている。

 神奈川県警によると、午前3時50分ごろ、横浜市旭区矢指町の病院前の路上で「ヘルメットのようなもので殴られ財布を持って行かれた」と自転車で出勤中の男性(62)から110番通報があった。男1人が後部シートから降りると「金を出せ」と男性を殴り、バッグから財布を奪うと4人で逃げたという。スクーター型2台で1台は改造されていたという。

 午前5時15分ごろには、同市西区西平沼町の路上でも、「男4人組にすれ違いざまにヘルメットで殴られた」と徒歩で出勤中だった男性(53)から110番通報。カバンから現金4万6千円などを強奪した。被害男性ふたりは病院で治療中だが会話はでき命に別条はないという。

 同4時35分ごろにも旭区川島町の路上で、自転車に乗っていた男性(65)が男に素手で殴られ、自転車のかごに入れていたカバンを奪われた。

 また、警視庁によると、午前6時ごろ、東京都町田市鶴間7丁目の路上でも、近くを歩いていた40代の男性が突然、後頭部をヘルメットのようなもので殴られ、現金2万4千円を奪われた。(稲葉有紗、加藤美帆、藤田大道)

共有
Exit mobile version