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祭りのクライマックスとなる「赤鬼と天狗のからかい」。大勢の参拝客が神事を見守った=愛知県豊橋市八町通3丁目、戸村登撮影
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 愛知県豊橋市八町通3丁目の安久美(あくみ)神戸(かんべ)神明社で11日、東三河地域に春の訪れを告げる国重要無形民俗文化財「豊橋鬼祭」の本祭が開かれた。祭りのクライマックスとなる「赤鬼と天狗(てんぐ)のからかい」があり、大勢の参拝客たちが赤鬼と天狗の攻防に見入っていた。

 神社の参道を移動しながら、赤鬼は天狗へ再三、戦いを挑むが、天狗に対抗され、退散した。まもなく若者たちが参道でタンキリあめと白い粉をまき散らし、大勢の参拝客たちが白い粉を浴びながら、あめを求めて手を伸ばしていた。

 神社によると、この日の人出は約3万2千人だった。

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