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貨物列車事故の状況を説明するJR西日本の広岡研二・広島支社長=2024年7月26日午前11時10分、山口市小郡黄金町、向井光真撮影
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 JR新山口駅(山口市)の構内で24日に発生した貨物列車の脱線事故で、JR西日本は26日に復旧作業を終え、運休していた山陽線の大道―厚東間、山口線の山口―益田間での運転を再開した。

 山陽線の線路で脱線し、停止していた機関車は同日未明に撤去した。大型のクレーン車でつり上げ、台車に載せて近くの車両基地に移動させた。

 山口線は、事故や調査の影響で車両が整備の基地に出入りできなくなったことなどから運休していたという。

 同社の広岡研二・広島支社長は同日の定例記者会見で「長時間にわたり運転を見合わせ、多くのお客様にご迷惑をおかけした」と陳謝した。運休の間のバスなどによる代行輸送が山陽線に限られ、山口線で行われなかったことについて「県内のバス事業者にも協力を頂いたが、十分な台数を集めることができず、山陽線の代行輸送に注力した」と述べた。(向井光真)

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