宮崎市の大淀川に近い朝日新聞宮崎総局の屋上に、6月初めに設置した小さな「ビオトープ」。コンテナの中に少量の土しか入れなかったこともあり、梅雨に入ると同時にほぼ全面が水没状態になっていた。
全体が水につかったツメクサやイヌガラシなどの植物は瀕死(ひんし)の様相すら見せている。これでは湿地帯というより、ほぼただの池だ。6月下旬、早々に土を追加する改良を施すことにした。
設置時は川から少量の土を持ってきた。今回は連日の雨で川は増水し近寄れなくなっていたため、田んぼの土を入れる。あてはなかったが、とりあえず大淀川と同じ水系にある市内の水田地帯に向かった。
すでに稲穂が揺れる早期米の…