プロの目利きで選んだ海の幸が楽しめる「豊洲市場まつり」が3日、豊洲市場(東京都江東区)で開かれる。開場から6年を迎えた同市場では、初めての開催となる。午前9時半~午後2時。
市場6街区の会場には、市場ならではの新鮮な味を堪能できる70超の飲食・物販ブースが並ぶ。アンコウ鍋やフグの唐揚げ、マグロ漬け丼など、仲卸らが食材を選び、吟味したメニューが多数ある。特設ステージでは午前11時から、料理人で恵比寿の和食料理店「賛否両論」の店主笠原将弘さん、正午からはさかなクンのトークショーも予定されている。
豊洲市場は築地市場から移転して2018年に開場したが、新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げの減少に苦しんだ。回復の兆しはあるものの、物価高騰や猛暑による不漁などの影響を受け、コロナ禍前までには戻っていない。東京魚市場卸協同組合の難波昭信常務理事は「元気に頑張っている市場を見て、楽しんでほしい」と話す。
問い合わせは東卸協同組合(03・6633・0165)。(伊藤あずさ)