兵庫県立豊岡総合高校(豊岡市)が、1学期の終業式前日までの2週間限定で服装自由期間を始めた。初日の4日は制服と私服の生徒が入り交ざった光景が見られた。
TPO(時、場所、場面)に応じた服装を選ぶことで、自ら考える力を身につけることなどを目的に初めて実施した。
3年生のあるクラスでは制服姿の方が少数だった。制服以外のうち、体操服が3分の2を占めた。自身の顔などが描かれたTシャツと短パン姿の土肥龍生(りゅうき)さんは「イラストは姉が描いてくれたもので、みんなに見せたいのもあって着ました。制服より涼しいのがいい」。
高瀬直人教頭は「うちの制服は人気が高く、着たいから入学する生徒もいるなか、あえて自由期間を設けることで生徒に自主性を学んでもらう機会になれば」と話した。(菱山出)