写真・図版
栃木県

 栃木県栃木市教育委員会は、本来必要な議会の議決を経ずに、2020年度に計約2370万円、24年度に計約3185万円の小学校教師用教科書と指導書を購入していたと明らかにした。開会中の市議会9月定例会に追認を求める議案を提出した。

 市条例は予定価格2千万円以上の財産の取得には議会の議決がいると定める。市教委によると、同じ日に同じ業者から購入した契約だったが、地域ごとに分けて消耗品として購入したため、2千万円以上の財産取得と認識していなかったという。全国の自治体で同様の問題が報じられたため、調査をしていた。(上嶋紀雄)

共有