警視庁は10日、職員の士気高揚を目的とする「年頭部隊出動訓練」を実施した。新年恒例の催しで、東京都新宿区の明治神宮外苑に警察官ら約1650人が集まり、見物客や緒方禎己警視総監を前に、隊列行進や特殊車両などの資器材を披露した。
警視庁によると、訓練が始まったのは1967年。この日は、機動隊や総理大臣官邸警備隊、騎馬隊、交通機動部隊、機動捜査部隊などが隊列行進を実施。災害対策用の特殊車両や覆面パトカーなどの車両131台のほか、航空隊のヘリコプターや警察犬などが集まった。
緒方総監は訓練の査察後、「治安のプロとしての力を磨き、本日の訓練で示した気迫と団結を持って、それぞれの持ち場で与えられた任務に最善を尽くしていただきたい」と訓示した。