次期衆院選で自民党が非公認とする方針との報道を受け取材に応じる高木毅氏=2024年10月6日午後3時44分、福井県敦賀市、佐藤常敬撮影

 次期衆院選の自民党公認の可否をめぐり、石破茂首相(自民党総裁)が裏金問題による処分の重さを基準とする方針を示した。党員資格停止処分を受けていた現職の高木毅氏(68)=福井2区=は非公認が見込まれる。高木氏は6日午後、福井県敦賀市で報道陣に「党が決めたことなので重く受け止める」と述べ、衆院選については「他の党から出ることはない。立候補して、みなさまの判断をいただきたい」と無所属で臨む意向を示した。

 高木氏は、石破首相の発言について「報道があったことは承知している」とし、「大変厳しい判断をいただいた。元々、私どもが政治資金のことで政治不信を招いたことが大きな原因。反省をしながら政治活動を頑張っていきたい」と話した。

 首相は15日公示、27日投開票の日程で総選挙を行うと9月30日の会見で表明している。高木氏は今月4日に党員に復帰したところだった。次期衆院選に無所属で立候補となれば、公認と同じ支援は期待できず、政見放送もない。「8期当選してきたが、常に挑戦者のつもりで選挙をしてきた。今回もそういう気持ちで頑張りたい」と述べた。

 高木氏は旧安倍派有力者「5…

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