自民党安倍派の裏金問題で党の役職停止(1年間)の処分を受けた堀井学衆院議員(比例北海道ブロック)が、次期衆院選に立候補しない考えを複数の党関係者に伝えていたことが24日、わかった。25日夕に札幌市の北海道庁で記者会見を開いて正式表明する予定だ。

 堀井氏を巡っては、5年間で計2196万円のキックバックを受けた一方、資金不足などを理由に室蘭、苫小牧両市の事務所を相次いで閉鎖し、地元回りや後援会活動を軽視しているなどの批判や不満が関係者や支援者らから噴出。党苫小牧支部からは「(小選挙区の公認候補となる)道9区支部長と認めない」と、支部長の交代を求める文書も出されていた。

 29日には、道9区支部の総会が予定されており、堀井氏の後任を巡る人選に焦点が移る。(松本英仁)

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