写真・図版
グループ内で出た意見を発表する学生(右)=2025年3月7日午後7時11分、京都府福知山市駅前町、滝川直広撮影

 能登半島地震の被災地でボランティア活動を続けてきた福知山公立大の教員と学生が7日、活動を振り返るワークショップを京都府福知山市で開いた。学生や市民ら20人あまりが参加した。

 学生らは「七福ふっこう隊」を作り、昨春から現地で被災者とふれあう「サロン活動」を月1回開いてきた。ワークショップでは学生らの活動への感想や福知山で災害が起きた場合の課題が挙げられた。「避難所の運営リーダーを年配の男性が務めることが多く、女性や若者の視点が抜けてしまう」といった意見が出た。

 七福ふっこう隊の隊長、情報学部3年の松田二香(ふうか)さん(21)は「サロン活動で被災地の人と仲良くなり、また会いたいと言ってもらえる関係を築けた。公立大生にはほかにも素敵な活動をしている人がいるのでコラボしたい」と話した。

共有