1回戦で敗れた錦織圭=ロイター

(ウィンブルドン選手権第3日、男子シングルス1回戦 ●錦織圭7―5、4―6、7―6、3―6、2―6○アルトゥール・ランデルクネク)

 元世界ランク4位の腕前はさびついていない。

 日付をまたいで再開された第3セット。互いに譲らず、タイブレークに突入して迎えたセットポイントだ。右足一本に体重を乗せて、錦織が高い打点からバックハンドクロスをたたき込む。相手は振り負けた。セットカウント2―1とし、錦織がウィンブルドンでは3年ぶりとなる勝利に大きく迫った。

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 だが、28歳の相手と渡り合えたのはここまで。「勝ちが見えたんですかね。ちょっと打てなくなっちゃった」。ラリーで押されるようになった。第4セットを落とすと、第5セットはおじけづいてしまったところもあったという。

 1カ月前の全仏オープンは右…

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