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テレビ番組「笑点」の大喜利メンバーを務め、刑務所や少年院への慰問を続けた落語家の桂才賀(かつら・さいが、本名谷富夫〈たに・とみお〉)さんが21日、虚血性心疾患で死去した。74歳だった。通夜は25日午後6時、葬儀は26日午前11時から東京都台東区東上野4の1の4の徳雲会館で。喪主は妻恒子さん。
東京都出身。海上自衛隊を経て72年、九代目桂文治に入門。師匠の死去で古今亭志ん朝門下に移る。二つ目で古今亭朝次と名乗った80年代、テレビ番組「笑点」の大喜利メンバーに。85年に七代目桂才賀を襲名して真打ちになった。
全国の刑務所や少年院へ1千回以上慰問し、受刑者の更生を助ける矯正支援官を務めた。