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福島県いわき市の小さな漁港の町にある古民家で、数千個のつるし雛(びな)が飾られている。昔、貧しくてひな人形を買うことの出来ない母親らが手作りしていたのがルーツといい、草履やネズミ、米俵、トウガラシなど娘の健康や幸せを願う様々な形のちりめん細工が1本のひもに連なっている。
市内の中川敬子さん(78)と、中川さんが古民家「清航館」を借りて開く手芸教室の人たちが作った作品展でもある。1体のつるし雛は、和紙を貼ったつり輪に5~7本のひもがつるされ、それぞれに絹古布でできた色とりどりのちりめん細工が5~7個ずつつく。会場の清航館には、作りためた100体以上が展示されている。
一組の草履は「ずっと健康で…