茨城県警音楽隊の第45回定期演奏会「おまわりさんのコンサート」が25日、水戸市のザ・ヒロサワ・シティ会館であった。カラーガード隊の演技や常総学院高校の吹奏楽部との合同演奏もあり、時折手拍子を誘いながら、来場者を楽しませた。
この日は全10曲を披露した。合間には警察官が寸劇で闇バイトやニセ電話詐欺の手口を紹介したり、ペンライトを持って激しく踊る「オタ芸」を披露して夜間の交通事故防止のために反射材をつける重要性を訴えたりした。
同校3年でファゴット担当の山下美己さんは今春、警察学校に入校する予定だ。以前にも県警音楽隊と共演し、堅苦しい印象があった警察官が県民に身近に思えたことが志望のきっかけだという。「憧れのステージで緊張したが、立派な警察官になり、またこの舞台に戻りたい」と話した。
